正解のないスクールでの理想の関係

失礼なことを書くようで申し訳ないですが、

自分では何も考えず感じず、ただ、先生に従っていればいい。

先生に間違いはない。先生とおんなじ物を作ることが正解だ。

というお考えの方には、当スクールはあまりおすすめできません。

もちろん、何かを習うという時には、「目指すべきゴール」というものがあるのが通常だと思います。当スクールでも、一応、見本は示します。

しかし、「こうでなければ」ということが、当スクールではほとんどありません。

決まった受講コースもありません。

「このようにするとこうできるよ」とはお教えしますが、「こうしなければだめですよ」というのは、まったくといっていいほど、ないのです。

「今現在の私ができる範囲での最適解は、コレです」

というものをメソッドとして提供するようにしていますが、常に

「もっといいものができるのかも」「もっといい方法があるのかも」という意識を並行して持ちながら、会員さんにシェアしています。

現在の当スクールの会員さんは、類友なのでしょう、もともと手作りがものすごく好きで、それぞれに極めていらっしゃる方がほとんどです。

なので、オンラインワークショップでは、よくナイスな突っ込みをいただいては、こちらが手順や方法そのものを変更することもしばしばです。

会員さん各々が、AWJの進化を助けてくださる神様なのです。

その方にとっては些細なつぶやきのような、さりげないご意見が、当方にとっては天からの光輝くプレゼントになっています。本当にありがとうございます。

会員さんにつっこまれたときに「どうしてこうするかというと、こういう理由があるからですね」と説明できないことは、ショウの中でもまだ洗練されていない部分です。

ショウも完璧ではありません。

完璧でないのに、人様にプロとして教えるってどういうことですか?と、思わるかもしれませんね。

完璧でないと認めることは、先生としての威厳を保てなくなるかもしれませんよね。

なので、他のスクールは、ある方法論を絶対化することで威厳を保ったり、階層を作って評価を与えたり、コミュニティを作ったりして会員を依存させることで、会員のお金や時間を効率よくすいあげ続ける(言い方が悪かったらごめんなさい)ことができるよう、スクールの中でピラミッドのようなヒエラルキーを作ったりするのかもしれませんね。

それはそれで、それを求める人々のニーズを満たすことに努力して貢献されているわけですから、素晴らしいと思います。

でも、ショウ自身は、誰かの方法論に縛られたり、ピラミッドのような人間関係に縛られたりすることを嫌う性格です。

サービスの対価はいただきますし、人として最低限の敬意は払っていただきたいですけれども、お教えすることで人の上に立ちたいとか、人をコントロールしたいという欲求は、私にはまったくというほど、ないのです。

以前はそんな自分自身をよく理解できていなかったので、周りの情報に影響されて、ピラミッドのような仕組み作りにチャレンジをしてみたこともありますが、まったく性に合わず、やる気がなくなってしまいました。

私に完ぺきを求め、教祖様みたいにあがめたがる方もいらっしゃいましたが、そういう方は自然と離れていかれました。ご期待に沿えず、ごめんなさい。

ただ私はアートワイヤージュエリー作りの点で、費やした時間の長さや注いできた情熱の量などが人より多いと思うので、望む方が最短距離で気に入ったものを制作できるように、お役に立てたら嬉しい、というだけの存在です。

会員様と私は対等です。人として同じ価値です。

あなたの人生の主人公はあなたです。ショウは脇役にすぎません。

AWJで提供するメソッドやデザインの中であなたが利用する価値があるものがあれば利用しつつも、

あなたが創造神であることを自覚し、唯一無二の作品を作っていってください。